■ きっかけは
普段スケッチは、電車の中BIGのペンでメモの端に描いています
ですが
この前東急ハンズの文房具コーナーに立ち寄り
STABILOのペンを見て、カッコいい!!
六角形のすらっとした細長いペン
ペンの周りに変にクリップなど何も付いてない
格好良い
これで
お絵描きタイムでラフのスケッチを詰めるか
ペンの描き心地にまかせて自由にアイデアをスケッチしたな
と思い
ならば専用のペンケースを作ろうと思いました
購入したSTABILOのペンは
水色と茶色
なぜこの2色を選んだかというと
水色だと自由な感じになれて
茶色だとイケてる雰囲気になり追求できそう
■ 完成イメージをスケッチすると
こんな感じ
細長く真っすぐなペンに合わせて
細長く真っすぐなペンケース
スタビロのペンのサイズが
長さ 166mm
太さ 8mmくらい
でした
コレを元に試作を作ると
工作用紙を使いペンを当てながら試作しました。
実際に使ってみないと使い心地が分からないので
縫う所をホッチキスで留めペンを入れ
1回目はキツキツになったので
2回目は幅を広げて試作するとちょうど良い感じに
形が決定したので型紙作り
ここにプラス
角が丸い所は R 6mm
上の角に ハトメ
がつきます
素材は今持っているハギレを使用します
光沢のある黒で
人工的な細かい凸凹があり
ある程度固めの
革
■ 作ってみよう
1. 革を切出す
黒で細かい凹凸のある革なので細いキリで跡をつけても見づらいので
銀ペン
を使って型紙を革に写し
革包丁で切出し
曲線部分がとても切り出すのが難しかった
□ カタログで見た叩いて1/4円切り出す道具が欲しい
2. 床面の毛羽立ちを抑える
この革の床はあまり毛羽立っていなかったのですが
念のため
トコノール を床面にぬり
一気にガラス板で伸ばしていきます
3. 接着面を漉く
最近購入した
丸包丁の初出番!!
漉き方は、カタログサイトの説明を読むと
「円を描くように漉いていく」と
やってみると良く漉けるけど真っすぐなラインにならず
真っすぐに漉くには普通の革包丁を横にスライドして漉いてく方が良いかも
4. 接着
漉いた部分をエルスーパーボンドをヘラで薄く伸ばし接着
良く接着するように接着剤を付けた後はクリップで固定してます
5. 穴あけ
(写真忘れた・・)
菱目打ち3mm巾を使用して穴開け
6. コバの仕上げ
漉いた時にコバが毛羽立ったので
紙ヤスリ#400,800,1000を順に使用して綺麗にして
わずかに残る毛羽立ちをトコノールで抑えます
コバが綺麗になったら
イリスコバ仕上げ黒を串など使い塗って
乾かし塗って乾かし
紙ヤスリで乾燥跡のムラを失くし
を繰り返してコバを仕上げていきます
7. ハトメを付ける
ペンケースと何かがつながる時を考えて
ハトメを付けてみます
銀ペンであらかじめ開ける穴に印をつけたら
φ3mmのポンチで穴をあけ
握って取り付ける道具でハトメを装着
開けた穴とハトメの大きさが合っていなかったので
取り付けるのが大変でした
ハトメのサイズ一覧表でも作ろうかな
取り付けた跡のハトメの裏側が
何か裏返っていたので綺麗な取り付け方を知りたい
8. 手縫い
この革が黒で細かい凸凹でやや光沢があるのと
真っすぐ細長い所が良い所なので
コンストラストになるような
茶色の麻糸を使用しました
塗って糸を締める時
キツくやると革が縮こまって形が変わっていくので
本の少しキュっとやると良いかも
■ 完成
一枚革の所がペラペラ感が出てしまったので
今度作るときはサドル革など挟んだ方が良いのかな
STABILOのペン2本を装着
少しキツめでしたが
後々、革がのびると思うのでこれで良いかな