2015年1月12日月曜日

水彩色鉛筆と水筆を一緒に持ち運びたいときは、



左に色鉛筆、右に水筆のはいるペンケースを自作してみよう


■ 経緯は、
外でイラストを描くのに水彩タッチで描きたい
そこで水彩色鉛筆と水筆と油性ペンの入れ物が必要に

普通の箱型だと移動中カタカタ動き箱に接触して芯が欠けてしまいそう
そこで
革を使用して鉛筆の芯に優しいペンケースを作ってみよう


■ ラフ イメージを描くと

写真 2015 01 10 9 22 56 のコピー

二つ折りの仕組みで
左に水彩色鉛筆をサイドポケットで収納
右に水筆、油性ペンor耐水ペンを縦ポケットで収納
留めどころは、芯に影響しないようギボシで留める感じに


■ 試作して形決め

工作用紙、方眼紙で試作をして大きさ形を決めました

パーツは
写真 2015 01 11 18 58 05


仕組みは
写真 2015 01 11 19 14 21

写真 2015 01 11 19 17 09

こんな感じに



■ 準備しよう


写真 2015 01 10 18 04 21 のコピー

革 牛 黒 ツルツル硬め
厚さ1.5ミリ
外側のカバーに使います



写真 2015 01 10 18 04 39 のコピー

革 牛 黒 ややシワ普通の硬さ
厚さ1ミリ
内側にポケット、留め所などに使います


■ やってみよう

パーツの図面から型紙を作り
革を切りだして行きます

パーツを全部切り出したら
各々パーツを組み上げて行きます


① 留めどころをつくる

プチゴール
before → after 
写真 2015 01 11 20 13 58



□ ギボシをつける穴を開けます
穴の大きさはギボシのネジの直径以上にすると良さげ
写真 2015 01 11 20 14 03


□ 穴にギボシをつけます
写真 2015 01 11 20 14 07


□ E,Fの2枚を床面同士を貼り合わせ(接着剤で)
写真 2015 01 11 20 14 18


□ 張り合わせたパーツを本体に貼付け(接着剤で)
写真 2015 01 11 20 14 24


□ 菱目打ちで穴あけして、手縫いします
写真 2015 01 11 20 14 28


□ ギボシで留める所に大きめの穴(ギボシの頭より小さく、軸より大きめに)を開け
彫刻刀(平)みたいので切れ目をいれて
その端に小さな穴(φ1mm)をあけます
写真 2015 01 11 20 14 35



② ペンのポケットを作る

プチゴール
before → after
写真 2015 01 11 20 14 46


□ C、Dの革の中心に手縫いの目印線をつけます
(細いキリなどで)
写真 2015 01 11 20 14 53


□ C,Dの革を貼り合わせます
写真 2015 01 11 20 15 05


□ 中心に合わせ、少し穴を開けたら、少し手縫いを繰り返して行きます
写真 2015 01 11 20 15 11a


□ 左端も菱目打ちで穴あけして、手縫いします
写真 2015 01 11 20 15 16



③ 各々のパーツを組み合わせてく

プチゴール
before → after
写真 2015 01 11 20 15 50


□ BとC、Dのポケット側になる所をCMCなどでコバ仕上げします
(貼付けた後だと作業しにくい場所なので前もって)
写真 2015 01 11 20 15 58


□ 各々のパーツを貼り合わせます(接着剤で)
写真 2015 01 11 20 16 04


□ 穴あけして、手縫いします
写真 2015 01 11 20 16 09


□ 全体のコバを仕上げます
ヤスリ → CMCで磨き → イリスコバ仕上げ剤(黒つや消し)
写真 2015 01 11 20 16 12



■ そして完成

写真 2015 01 12 10 10 14 のコピー

写真 2015 01 12 10 10 38 のコピー


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